高卒採用の特徴
大卒採用と高卒採用では法令の面などで大きく異なります。
まずは特徴をつかみましょう。
高卒就職活動 | 項目 | 大卒就職活動 |
---|---|---|
卒業年度の9月 | 就職活動の開始時期 | 卒業年度の前年の夏から冬 |
短期(7ヶ月) | 応募開始から入社までの期間 | 長期(1年以上) |
求人票・先生の紹介 | 主な情報収集 | 就職情報サイト・合同説明会 |
先生経由での電話・書類 | 応募方法 | 本人のWebエントリー |
1社のみ | 初回応募 | 何社でも可能 |
1社のみ | 内定獲得数 | 何社でも可能 |
(原則)不可 | 内定辞退 | 可能 |
高校宛 | 内定通知 | 本人宛 |
必須 | 保護者承諾 | 不要 |
(原則)筆記試験・面接 | 選考方法 | グループ討論、プレゼンなど |
(原則)1回 | 面接回数 | (平均)3回 |
高卒採用のスケジュール
本格的な準備は5月~6月からスタート。選考時期は9月中旬からです。
高卒採用の注意点
ハローワークで公表されている「申し合わせ」文書を確認しましょう
※下記は令和5年2月公表資料です。
第1 応募書類について
学校は、生徒の巣戦に際し、厚生労働省、文部科学省お呼び全国高等学校長会議の協議のもとに定められた「全国高校学校統一用紙」を使用すること。
また、求人者は、全国高等学校統一用紙以外の提出は求めないこと。
第2 採用選考について
「本人の適正と能力」に直接関係のない事項を採否決定の判断基準とはせず、本人の基本的人権を尊重すること。
(1)全国高等学校統一用紙の制定の趣旨に基づき、「出身地」「家族の職業」「家庭環境・経済状況」等の就職差別につながる恐れのある質問(社用紙 の提出)や調査等は行わないこと。
(2)「同和地区出身者」「自認する多様な性」「障害者」「ひとり親家庭の人」「定時制・通信制課程修了者」「外国籍の人」「特定思想・信条の人」についても公正な選考を行うこと。
(3)採用選考時における「健康診断」を実施する場合は、健康診断が応募者の適正と能力を判断するうえで必要不可欠であるか慎重に検討すること。
第3 推薦時期・選考開始について
(1)選考開始は9月5日(文書到達主義)以降とすること。
(2)選考開始は、9月16日以降とすること。
なお、推薦開始日からは1人1社の応募・推薦とするが10月1日以降は1人2社まで応募・推薦を認めること
(3)他道府県の企業に応募・推薦する場合は、応募先の道府県の応募・推薦の申し合わせを適用する。
第4 求人申し込みの手続き等について
求人者は、6月1日から管轄する安定所に求人申込書を提出し、選考時期、求人内容等について適正であることの確認を受けた後、7月1日以降、学校訪問が可能になること。
第5 家庭訪問の禁止について
求人者又はその委託を受けた者が、直接家庭訪問し求人活動を行わないこと。また採用内定後といえども家庭訪問は行わないこと。
第6 利益供与について
求人者またはその委託を受けたものが、新規学校卒業者、その保護者、その他の関係者に対し、金品または利便の供与により、新規学校卒業者の求人活動を行わないこと。
高卒採用の始め方
高卒採用の基本ステップ
ハローワークの求人申込説明会に参加することが高卒採用の最初のステップです。
ハローワークの求人申込説明会に参加する
管轄のハローワークへ求人申込をする
求人票の返送、求人票公開(高校訪問開始)
応募者がいる学校から応募書類が到達
選考活動開始
内定を貰っていない生徒は二社目移行の応募を開始